古谷やすひこの政治を変えるチカラ 

[日本共産党の横浜市会議員]

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横浜市の保育園待機児童数は、数字のマジックです!! ~横浜市議会本会議一般質問の荒木議員の質疑から

 6月13日 水曜日。晴れ。
 今日は、横浜市議会の第二回定例議会の二日目の一般質問の日。横浜市議会の本会議での質問には、2種類あって、一つは「議案関連質問」といって、文字通り市長提出議案に関連して質問をするもの。もう一つは、市政一般についてどんな問題でも市長に質問ができる「一般質問」。
 今日は荒木議員が、障がい者の福祉パスの有料化問題と、保育園待機児童解消の問題、柔道の必修化問題の3角問題で質問しました。
 そのうち、林市長の肝いりですすめられている保育園の待機児童の問題を以下、抜き出しました。

待機児童数179人は数字のマジック
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あらき議員:次は、保育所待機児童についてです。横浜市は、今年4月1日現在の保育所待機児童数は179人で、2001年度以降最低になったと発表しました。しかし、数字のマジックと既存園での無理な定員拡大の実態は看過できず、待機児童解消のあり方について、質問いたします。
 まず、待機児童の数え方です。2010年度までは、保育所に申し込んでも入所できなかった入所保留児童数から横浜保育室等入所者と特定保育所のみの申込者を引いた数を、待機児童数としていました。2011年度には、育児休業中の申込者を除き、今年はさらに自宅で職を探している人も除外した結果、179人となりました。しかし、2010年度までの数え方では578人、2011年度の数え方では392人となり、単純に比較はできず、まさに数字のマジックです。厚生労働省の基準に従っているとはいえ、これでは本当にどのくらい保育所が必要なのか把握できません。申込者全員が入所できるようにするのがベストです。待機児童数については、毎年数え方を変えることなく、実態を示す数字を公表すべきと考えますが、どうでしょうか。

林市長:待機児童解消について、ご質問いただきました。
 厚生労働省基準に左右されることなく、把握した結果を公表すべきということについてですが、待機児童数は厚生労働省の示す定義に従って集計し、毎年4月と10月にその結果を報告、公表しています。育児休業取得者と主に自宅で保育しながら求職している方については、保留者へのきめ細かな対応をすることで把握できるようになりましたので、待機児童数の集計に反映しています。

定員を超えた無理な詰め込みで子どもたちに悪影響が

あらき議員:横浜市は、昨年度と今年度の2年間で市立保育園92園のうち41園で定員を214人増やし、92園すべてで857人もの定員外の入所をするとしています。
 保育士としての経験を持つ私は、こんなに増やして大丈夫なのかと不安になり、先日市立保育園の実態を見てきました。
戸塚区の川上保育園はホールを保育室に転用して定員を120人から144人まで増やしさらに定員外で25人を受け入れています。南区の井土ヶ谷保育園は狭い園庭にあるプールを壊して新たに保育室を作り13人増やすとしています。
 どちらの保育園も、保育室に椅子やテーブルを並べ、遊びのコーナーを作ると目いっぱいで、そこに子どもと保育士が入ると余裕スペースなどありません。園庭に子どもたちが一斉に出ると、ドッジボールやかけっこなど思う存分動き回るスペースはありません。
 待機児童をゼロにするという市長の方針のもと受け入れ枠を拡大した結果、子どもたちのストレスが増えないようにと保育士たちの懸命な努力にもかかわらず、かみつきやひっかきが増え、本来守られるべき子どもたちの成長・発達が阻害されています。もともとの定員を超えた無理な詰め込みはやめるべきですが、見解を伺います。

林市長:定員を増やして待機児童を解消する手法は見直すべきということについてですが、既存保育園の施設と保育のノウハウを有効活用することは、待機児童解消を図る上で非常に重要な手法であると考えています。
 面積や職員配置の基準を守りながら工夫を凝らし定員を増やしており、今後も既存保育園のみなさまにご協力をいただきながら、その地域に必要な受入枠を確保できるよう、事業を推進してまいります。

隣の空き地を利用して増改築し定員増を

あらき議員:井土ヶ谷保育園の隣には空地がありました。その土地を購入して定員を増やすことは考えないのですか?という保護者の声に、市としては新たに土地を購入してまで保育園の増改築をする考えはないとのことでした。子どもたちにより良い環境を提供するために、隣に空地があるような公立保育園については土地を購入または借地した上で、定員増を図ることが必要ですが、その考えはないか伺います。

林市長:隣に空き地があるような公立保育園については、土地を購入もしくは借地して定員増を図ることが必要ということについてですが、厳しい財政状況の中では土地の購入や借地をすることは難しいため、まずは現状の敷地を最大限活用してまいります。

一挙に受入増やし保育の質を保てるのか

あらき議員:ある民間の認可保育園の園長から、「区の担当の方から園庭をつぶして保育室を作り定員を増やしていただけないかと言われたが、子ども達の成長や安全面を考えると、これ以上の定員拡大はしないと、はっきり断った」とお聞きしました。ところが公立保育園では、園庭をつぶして保育室にし、この2年間で定員増を急激に行っており、これはあまりに無謀です。一挙に受け入れ人数を増やしたことで、アルバイト保育士が見つからないという実態もあり、それで保育の質を落とさないといえるのか、保育体制の充実をどうするのか見解を伺います。

林市長:園庭面積や人員を増やすことが公立保育園の受入枠を拡大することによる保育の質についてですが、室内や園庭の面積、職員配置については基準を遵守しています。そのため、定員を拡大する場合は、正規職員を配置し、定員外受入を拡大する場合にはアルバイト保育士を雇用しています。
 また、公立保育園の増改築工事に合わせて老朽化している設備等については行進するなど環境改善を図り、職員一同精一杯努力して、子どもの健やかな成長につながる質の良い保育に取り組んでいます。

家庭保育福祉員でも給食実施を進めるべき

あらき議員:待機児童で多いのは1・2歳児です。その解消を図るためには、横浜保育室や家庭保育福祉員などの活用も必要です。家庭保育福祉員については、給食が認められず弁当持参が原則のため、それが保護者の負担になり、敬遠される理由になっています。給食実施ができるように、自宅とは別の調理室を備えている家庭保育福祉員もいます。このような実態を調査し、具体的に給食実施を進めるべきと考えますが、どうでしょうか。

林市長:家庭保育事業は給食実施により保護者の負担が改善できるのではないかとのご意見ですが、給食を実施するためには保育への影響や子どもの安全によりいっそう配慮し、家庭保育福祉員を補助する補助員の数を増やすことや、台所を安全かつ衛生的に改修するなどの課題があると考えています。

24時間営業のベビーホテルなどへの指導はどうなっているか

あらき議員:乳児保育は特に保育の質が問われ、保育士の配置基準は安全を担保するための決定的な要素です。保育士の配置も安全基準もあいまいなど劣悪な条件で保育をしている24時間営業のベビーホテルなど無認可保育室への指導はどうなっているのか、伺います。

林市長:認可外保育施設への指導についてですが、市内のすべての認可外保育施設に対し、区役所による立ち入り庁舎を年1回実施し、児童の安全確保の観点から保育従事者の配置や保育内容が適正であるかなどについて確認をしています。立ち入り調査で改善が必要な事項があった場合には、文書または口頭で改善指導を行っています。指導を行った場合には、改善状況の報告を求めるほか、必要に応じて年度内に再度の立ち入り庁舎を行います。
 残りの質問については、教育長より答弁いたします。

現場主義の市長なら保育園に出向いて判断を

(第2質問)
あらき議員:市長は常々、現場主義とおしゃっています。今なすべきことは、どの保育園でも、子どもたちの安全で健やかな成長・発達が保障される保育を実施することです。
 そこで、まず林市長ご自身に井土ヶ谷保育園に出向いていただいて、保護者や保育士から話を聞いて、今回の増設計画が子どもたちにとって相応しいのかどうか判断していただきたいと考えます。
 72人を超える幼児が狭い園庭の中で走り回っている姿をみたら、隣の土地を購入あるいは賃貸をするということをまず行動していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

林市長:あらき議員の子どもたちに対する考え方には本当に日頃から共感をしておりますし、大変私は共感しているところでございます。
それで、井土ヶ谷保育園というご指摘がございました。担当の所管にもう一度しっかりとですね、現地視察をさせていただきます。
厳しい財政状況の中で何を優先するかというのは本当に難しい課題でございますけれども、いま先生のお気持ち、お気持ちじゃないですね、お考えはしっかり受け止めておりますので、もう一度ちょっと調査をさせていただきます。お答えいたしました。
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  1. 2012/06/18(月) 22:27:38 |
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